DILLON FROELICH
Display Signals
03.01 Sat. - 03.09 Sun., 2025
13:00-19:00

Receiption Party : March 1st / 13:00-19:00
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト・Dillon Froelichは、シンプソンズのアニメーションを手がける傍ら、自身でもスケートボードやサーフィンなどのカルチャーから影響を受けたペインティング、ドローイングを制作しています。そして3/1から3/9より、日本では初となる個展「Display Signals」を東京・Inherit Galleryにて開催します。
Froelichはサウスフロリダの海の近くで生まれ育ち、現在はロサンゼルスを拠点にしており、ローカルのカルチャーや、それら土地で巻き起こる社会現象に影響を受けたペインティングやドローイングを制作しています。作品に登場するキャラクターは、Froelichがその時々に感じた心情を孕んでおり、彼らを取り巻く現代社会の現実を風刺していることもあれば、逃避していることもあり、また、社会に存在するユーモアや喜悦、美などを表現している者もいます。
Froelichは油彩やアクリル、ガッシュ、水彩、クレヨンやスプレーなど多様な画材を用い、多様な表現をしていますが、作品には共通した世界観とキャラクターが描かれています。それらキャラクターは時に抽象的にも組み合わさり、無限の感情を彩っているようにも見えます。
この日本において、Dillon Froelichの世界観がどのように広がりを見せていくのか、この機会にご高覧ください。
Curator : Sho Yoshimoto
個展「Display Signals」で発表する作品は、昨年の喜びと不安が入り混じった背景から生まれた。シンプソンズでの仕事はよりテクニカルで、技術的な面が重要になる一方、これらの作品群はそれらとは異なり、より即興的で自らの作品群はそれらとは異なり、より即興的で自発的に生まれてくる、自由な癒しのようなものでもある。そして、自分にとっては特異で心をかき乱すようなソーシャルメディアのトレンドや、変化し続ける情報の流れといったロサンゼルスでの様々な側面が、ペインティングやドローイングに、自分の感じるがままに反映されている。それに加え、2024年はイタリアと日本に何度か訪れ、そこで感じたこともミックスされている。
Dillon Froelich
