YUYA WADA
COSMIC CRULLERS
04.05 Sat. - 04.13 Sun., 2025

“They’re still learning about Earth. But they’ve mastered donuts.”
「地球のことは、まだ勉強中。でも、ドーナツだけは完璧だ。」
ようこそ、ドーナツショップ「Cosmic Crullers」へ。
甘い香りに誘われて、ふわふわの毛並みを持つ仲間たちが集う場所。
カラフルなドーナツは、宇宙のどこかで生まれた特別な味。
YUYA WADA
1986年静岡県出身。80-90年代の映画に影響を受け映画学校で特殊メイク、特殊造形を学ぶ。これまでに出会った実在する人物とその背景をモデルに、「この人が違う生き物だったら」とストーリーを想像し制作。まるで存在していそうな佇まいの人形は、観賞する人それぞれに新たな物語を紡ぎます。














CHYO RYUSUIU
日本での日々。
03.29 Sat. - 04.06 Sun., 2025

僕は中国の北京から来た留学生で、普段は主にアクリル絵の具と油絵の具を使って絵を描いています。
私の絵は明るい色が多く、日常生活で見たり聞いたりしたものを描いています。 アウトサイダーである私は、日本人とは異なる習慣や考え方を持っており、日本社会に適応し、溶け込んでいます。
この統合の過程は、例えば赤と黄色がオレンジ色になるように、絵を描く過程で色を混ぜるようなものです。
この過程で、私は中国の美術教育から絵画のビジョンを徐々に開いてきました。
私は、色彩と私の物語的な視点によって、見る人に視覚的な楽しみをあげたいです。
日本にいた 3 年間、私はずっと日本のファミリーマートでアルバイトをしていました。
コンビニバイトの初心は、日本語を練習しながら日本社会に溶け込むことができ、日本の各階層の人々の生活ぶりを見せてくれることです。
私はこの 3 年間、コンビニのレシートで簡単な絵をたくさん描いてきました。その中には人の肖像や姿が多く、物やシーンなどもある。
写真を撮るのとは違って、これらのものを描くのは私のいくつかの思考と取捨選択があります。
もちろんこれらの瞬間を記録するのは容易なことではありません。
コンビニは忙しい時間帯がありますが、たまたま描きたい人や着場面があった場合は、頭にメモを取ってから、描き直す必要があります。
レシートで記録する初志は、コンビニが毎日このようなレシートをたくさん捨てているからであり、このゴミがアートを通じて作品になることができれば昇華することでもあるのではないかと思いました。
今回展示されている作品は、キャンバス、画用紙、レシートの 3 種類に分かれています。 キャンバスは私の余暇を示している。
画用紙は主に私が日本に来てからアルバイトをした経験を表しています。
レシートは私のアルバイト生活です。
これらを合わせて私のタイトル、日本での日々です。
チョウ リュウスイウ













PANDORA DECOSTER &
JU IN THE MOON
FANTASY
03.17 Mon. - 03.24 Mon., 2025

フランスで活動する2人、PandoraとJulieの展示を開催。
@pandora_decoster
@juinthemoon
JulieとPandoraは、2年前、フランスバスク地方のサーフィンと漁港の村、ゲタリーで出会います。アート作品の交換が始まりでした。Pandoraは、Julieのビーニーを、Julieは、Pandoraの絵を。交友関係の始まりでした。
以来、一緒に遊び、仕事の打ち合わせをし、お互いの創造性と人生に影響を与え続けました。ふたりとも、女性的な作風であり、影響を与えてくれる美しい女性サーファー達に囲まれ、また、作品にピンクを多く使用します。友人である山本ユフィさんが、Pandoraに、inherit galleryでの展示を提案してくれた際、自然とJulieとのふたり展を思いつきました。
展示のタイトルは、幻想、また、可愛いという意味を持つ「Fantasy」です。ふたり展を記念して、共作も用意。フランスのサン・ジャン・ド・リュズでサーフィンを楽しむ女性ふたりが描かれたPandoraの絵に、Julieが、可愛らしい小さなリボンとふわふわのモヘアでフレームを施しました。
Special thanks @yufiroofyart












YON / SHUN MARUNO
(INNER) SOUNDSCAPE
03.15 Sat. - 03.23 Sun., 2025

福岡を中心に活動する2人、YonとShun Marunoの展示を開催。
今展示では、グラフィックデザイナーのYonとトラックメーカーのShun marunoが、日常的な音をテーマに作品を制作発表されます。
わたしたちは誰かと同じものを見たときや聞いたとき、それぞれの経験や興味から様々な感じ方をします。共通のテーマを持ちながらも、景色から音へ、音から絵へ、デジタルからアナログなど作家のフィルターを通って完成した作品を感じとってみてください。
Special thanks @teppei9616












DILLON FROELICH
Display Signals
03.01 Sat. - 03.09 Sun., 2025

Receiption Party : March 1st / 13:00-19:00
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト・Dillon Froelichは、シンプソンズのアニメーションを手がける傍ら、自身でもスケートボードやサーフィンなどのカルチャーから影響を受けたペインティング、ドローイングを制作しています。そして3/1から3/9より、日本では初となる個展「Display Signals」を東京・Inherit Galleryにて開催します。
Froelichはサウスフロリダの海の近くで生まれ育ち、現在はロサンゼルスを拠点にしており、ローカルのカルチャーや、それら土地で巻き起こる社会現象に影響を受けたペインティングやドローイングを制作しています。作品に登場するキャラクターは、Froelichがその時々に感じた心情を孕んでおり、彼らを取り巻く現代社会の現実を風刺していることもあれば、逃避していることもあり、また、社会に存在するユーモアや喜悦、美などを表現している者もいます。
Froelichは油彩やアクリル、ガッシュ、水彩、クレヨンやスプレーなど多様な画材を用い、多様な表現をしていますが、作品には共通した世界観とキャラクターが描かれています。それらキャラクターは時に抽象的にも組み合わさり、無限の感情を彩っているようにも見えます。
この日本において、Dillon Froelichの世界観がどのように広がりを見せていくのか、この機会にご高覧ください。
Curator : Sho Yoshimoto
個展「Display Signals」で発表する作品は、昨年の喜びと不安が入り混じった背景から生まれた。シンプソンズでの仕事はよりテクニカルで、技術的な面が重要になる一方、これらの作品群はそれらとは異なり、より即興的で自発的に生まれてくる、自由な癒しのようなものでもある。そして、自分にとっては特異で心をかき乱すようなソーシャルメディアのトレンドや、変化し続ける情報の流れといったロサンゼルスでの様々な側面が、ペインティングやドローイングに、自分の感じるがままに反映されている。それに加え、2024年はイタリアと日本に何度か訪れ、そこで感じたこともミックスされている。
Dillon Froelich














YUKI KOGA
SOUND OF TREE
02.01 Sat. - 02.09 Sun., 2025

木も人間みたいに
根っこ同士で支え合って
水を飲んで
虫や寒さから身を守って成長してる。
そんな木々たちの一日一日の物語。
今展示ではイラストレーターYuki Kogaのアイコンともなるレシートに描いた作品を主としたアートブックを 販売いたします。 不要なものに目を向けた、レシートという画材。その小さなキャンバスに詰め込まれた彼女の世界観を 存分に楽しめる一冊となっております。是非お楽しみください。
YUKI KOGA
福岡生まれ、東京都在中。旅先で貰ったレシートや紙袋、家族と食べた宅配ピザの箱、、いらないけど、なんか捨てれないものに絵を描いてます。














RAGELOW
ragelow solo exhibit
01.18 Sat. - 01.26 Sun., 2025

東京での個展は久しぶりで、どんな空間をつくったらおもしろいかな?と考えていました。先日信頼できる友人から『いろんな表現しているけど線画が一番いいよね』と言われ、何となく自信をもらえたので今回はキャンバスではなく紙にペンで描く事に集中してみました。
個人的にも完成されたモノよりもその行程のような?設計図のような下書きが好きだということを再確認できました。
また自分という人間が得意とするモノはなにか?と考えたら絵を描く事とパッケージをすることあとはアソブことでした。
内装のデザインから制作までチラシデザインもそうだし商品をどう見せるのがベストか?もっというと、どう見せたら驚きや感動があるか?など。アソビをもちつつ。
人となにか?行動を起こすという事の本質とは関わる人全ての人が感動できる事が大事であり、ただ単にギャラリーで絵の展示をして絵を売る事ではないと思います。
その舵取りを分担してあのとき一緒にがんばったねって。
同時に自分自身を感動させるためには無論チャレンジが必要になります。
見に来てくれた人がなんだかよかったな〜っていい思い出がひとつ増えたら○
そんな展示になればいいなと思っています。
レイジロウ (ragelow)
1977 東京 フウテンの絵描き 10代の頃より国内外を放浪
流動的な暮らしを好み 葛飾北斎に憧れている 記録的スケッチや造形
文字も配列 表現の手段は多岐にわたる 作風は一貫して刹那を感じさせるものがある
東京に潜伏しつつ山間部にアトリエをかまえ自己表現を生業とする
ゲリラ新聞社”newtokyopost”主宰 自由を愛するふざけた大人 プロのフリーター
趣味は独酒 でかい音での音楽鑑賞















KOMI
STABLE WORKS vol.6
12.07 Sat. - 12.15 Sun., 202

KOMIは.人間のことを球体のようだと言っていた.それはつまり、人間とは、シームレスな多面性に富んでいて、時々に合わせた側面を持つ生き物だと言っているのではないかと思う.これはKOMI自身にも当てはまる.KOMIは、毎年決まった時期に山車を引き、スケボーをし、ラップをして、木工もする.いろんな側面を持ち合わせているが、どれもKOMI自身なのである。こんなふうに色んな側面を持ち合わせていると、私はいったい何者なんだろうというどこかへの帰属意識というものがふっと湧いてくる時がある。
色んなところに帰属するということは、逆に、どこにも帰属していない、まるでエイリアンのような感覚に襲われる。現代において、オンラインとオフラインのパラレルワールドが行き交う中では、出どころのわからない紐があまりにも絡み合い、私はどこの誰なのかというアイデンティティにまつわる問いが幾重にも折り重なっている。
その中で、KOMIは、どこかに帰属している自分というわけではなく、あくまで自分は自分であるというスタンスでプレイしているように見える.その彼の姿勢は、スケーターであってもいいし、山車を引く人でもいいし、木工をする人でもいい、エイリアンでもいいといったようである.そんな彼の姿勢からは、我々の目の前に広がる複雑に絡まったように見える世界は、実は案外いとも簡単にほどけるようなものなのかもしれない、という気にさせられる。














TIM KOJIMA
SOUVENIR
11.16 Sat. - 11.24 Sun., 2024

お土産っていいですよね。
博物館や動物園、水族館に
はたまたローカルの道の駅など。
時代が止まったかのような、流行りに全く流されてないデザイン。
ある意味ダサいと取れるようなキーホルダーや、マグネットやTシャツ。そんなモノに心惹かれてしまって。
そんなTim Kojimaによるソロエキシビションが開催。
自身が学生時代、滞在していたサンフランシスコへの想いを馳せながら
現地で出会ったアメリカントラディショナルTATTOOやサインペインティングなど、
DIY精神あふれる古き良き文化を彼のキュートで滑稽なキャラクター達と融合させた新しい御提案。
きっと気に入っていただけるはずです。気に入ってもらえると嬉しいです!
誰かが誰かへのお土産話しとして、本展で感じた事見たモノ伝えて頂けると幸せです。
皆さんのご来場を心よりお待ちしております。
Tim Kojima
絵描き。
1994年、兵庫県出身。
10代の頃、アメリカ西海岸のスケートボードやTATTOOのカルチャーに衝撃を受け作品制作を始める。
現在は滋賀県琵琶湖湖畔に拠点を置きながら、国内外での壁画制作や個展を精力的に行っている。
















MIYU FUKADA
Right place, Right time
11.02 Sat. - 11.10 Sun., 2024

機内で目覚めるとちょうど空と雲の間に真っ赤な太陽が顔を出しているのが見えた。その景色はこ
れから始まろうとしている旅が素晴らしいものになると教えてくれているようだった。どこへ行くか、
いつ行くか、何で行くか、何を食べるか、旅は選択の連続。その選択の一つ一つが5分後、数時間
後、明日、そしてそのずっと先の景色に直結していることを日常より一層強く実感する。直感に従
い選んだ道の延長で出会う景色たちがその答え合わせのよう。自分はいるべき場所にいる、全て
正解。そんなことを確信させてくれたブラジル、ペルー、メキ シコへの3ヶ月の旅。
深田 美佑
NYへ留学中、ガラクタ市でみつけた10$のフィルムカメラで写真を撮り始める。旅をしながらその土地で見つけた面白いカルチャーや人を写真に収める。anna magazine、Hidden Championをはじめとする雑誌へのコラム執筆や、旅先で出会った多様なアーティストのインタビュー記事なども寄稿。














PPAPERS SUMMIT
issue 04
11.02 Sat. - 11.10 Sun., 2024

@___pwa___
PLACE:
OFO by INHERIT GALLERY @ofo_by_inheritgallery
ARTIST:
CALM WARBLE DECOYS @calmwarbledecoys
Yuya Yoshimatsu @pen_public
Shoichiro Kato @shookato
DRINK:
EAST GREEN MATCHA @eastgreenmatcha
*11.2(sat)&11.3(sun) ONLY
PWAが不定期で発行するインディペンデントマガジン「PPAPERS」
最新号であるIssue04「BORDER」のリリースを記念して、合同展『PPAPERS SUMMIT』を東京・OFO by INHERIT GALLERYにて開催します。
本展示では、『PPAPERS issue4 BORDER』の販売に加え、本誌内にて取材を敢行したアーティストの作品展示販売も行います。
また、リリースを記念して制作したオリジナルマーチャンダイズ、INHERIT GALLERYと共同で制作したスペシャルアイテムの販売も行います。
【PPAPERS issue4 BORDER】
第四号のテーマは「BORDER」。
特段意識はしていなくとも、それぞれの正義感や価値観に基づいて誰しもが持ち合わせている”境界”。
僕たちが気になる人の”境界”を、彼らのアティチュードや表現を元に、僕たちなりに深堀した一冊です。
【About PWA】
PWAはアパレルを販売するだけではなく、クリエーションを軸に人々が連帯するきっかけを生み出すレーベルを目指しています。













YUFI YAMAMOTO
GUITAR SONGS
10.12 Sat. - 10.20 Sun., 2024

こないだリックルービンと今人気歌手のビーバドゥービーのポッドキャストを聞いていてエピソードで彼女が
「テクノをクラブで聞くのも好きだけどバスとかに乗ってるとき聞くのは絶対ギターやピアノとかアコースティック楽器で作った音楽たち」と言っていたのが印象的で、そこから"guitar songs"とタイトルをつけました。
アコースティックサウンドというと昔からあり、普遍的で新しみはないけど懐かしく大切な音というイメージ。
自分も同じで、アートのインスピレーションは昔の記憶や、日常的からくるユーモア、混沌とした世の中で大切に思う何でもない日だったりします。
山本 ユフィ
1990年東京生まれ。16歳で単身にアメリカへ渡る。10年以上のカリフォルニア・ライフの中で培ったアートは、レトロスクールな色調、LAのストリート・サーフカルチャーからインスパイアされ、サイケデリックでポップかつアンニュイな雰囲気が特徴だ。














TAICHI WATANABE
TWO SPACES
09.14 Sat. - 10.06 Sun., 2024


渡邉太地 @1899_tw
1997年東京都生まれ。
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程卒業
シルクスクリーンを用いた版画作品や油画作品を制作。現在は「可動型の窓」を研究テーマとした油画作品を中心に制作を行う。我々の生活と密接な関係である窓を再解釈し、実際の窓と同じように空間を創り、その空間への入り口となる絵画表現を研究している。


















JUNPEI ISHIKAWA
Mirage
08.31 Sat. - 09.08 Sun., 2024

@10npei
サイドミラーは巻き上げる砂埃で何も見えない。
灼熱の砂漠、奇形な植物、地平線まで染まる夕焼け。
嘘の様な現実の風景。
次の目的地の方向へ、ただただ車を走らせる、蜃気楼の中に消えてゆく道を。
ナミビア、南アフリカの旅の記録。
COFFEE BY
THURSDAY COFFEE STAND
08.31 & 09.01
@thursdaycoffeestand
PADDLERS COFFEE
09.07 & 09.08
@paddlers_coffee














KANKI
HERE'S A JOY, ABOUT THE SUNSHINE
08.31 Sat. - 09.08 Sun., 2024

歓喜/Kanki
1978年熊本県生まれ、在住。幼少期より絵を描くことを好み、小学生の頃には何冊ものノートに自作の漫画を描いていたという。
その後美術系の高校へ進学するも中退。音楽やスケートボード、旅に没頭する十代後半を過ごす。
2000年代頃からは、熊本を代表するスケートボードクルー「GRAPEVINE ASIA」のプロダクツや映像作品のジャケット等のグラフィックを手掛ける。
その他、自身の繋がりのあるブランドや音楽家へのアートワーク提供なども多数。画材はアクリル絵の具を主にして、鮮烈な色づかいに大胆と繊細が交錯する筆の運びが特徴的。
描かれるものは波や雲や雷、惑星など壮大なところから、スケートボードやレコード盤などきっと本人が真っ直ぐに好きであろう極めて身近なものまで多様で柔軟。
画題の広い振り幅は、彼独自のコントラストをより一層強める。
近年は各地での個展も精力的に開催している。
2024年、初となる画集をリリース。












KENTARO MATSUKI
FLOW
08.17 Sat. - 08.25 Sun., 2024

FLOW
inspired by FRACTAL
それぞれの旅をする
何かを求めずとも
思いがけず 放り出され もがき
流れていることに気がつかない
でも 帰る場所は必ずあるから
だから怖がらずに
流れに身を任せればいい
FRACTAL
図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく構造をもち他者が見てそこから別のものを想像できる段階
profile
@kentaro_matsuki
1998年生まれ。2023年から独学にてAcrylic paintを用い、自分が見た景色、ものを自己のFRACTAL的フィルタを通し表現、作品制作をしている。
今回2度目となるinheritgalleryでの個展では自身初のOil paintでの作品を発表する。













UEKI TSUTSUMI
TAYUTAU
08.08 Thu. - 08.12 Mon., 2024

アウトライン化した「線」の中を
色鉛筆で塗る「線のぬりえ」のシリーズ。
感覚的に引いた線の中をただ機械的に塗る行為に心地よさと無限の広がりを感じ、描き始めた今作。
日々の生活のなかで惹かれる「線」の記憶と
身体的な感覚を頼りに自分が心地よいと感じる「線」を探ることをひとつの軸として、今個展では展開をしています。
効率化と生産性を重要視し、直線的な解決が求められる現代社会のなかでも、ほどよいゆるさと柔軟性を大切にしたいという思いを込めて、
物事が揺れ動き、定位置を決めないという意味を持つ”TAYUTAU(たゆたう)”という言葉をタイトルにしました。
現物を見ることでしか分からない表面上のテクスチャをぜひ、会場で感じていただけると幸いです。
UEKI TSUTSUMI / 植木鼓
2000年生まれ。広島県出身。東京在住。金沢の美術大学を卒業し、現在はデザイン制作会社でデザイナーを務め、かたわらで制作活動をする。













CALM WARBLE DECOYS
#2
08.03 Sat. - 08.09 Fri., 2024

CALM WARBLE DECOYSとして2回目となる今回の展示では、既存のデコイ(鴨の置物)を文字通り"2"をテーマに咀嚼し、抽象化した立体作品をメインに発表。
物事を判断する上で、常に選択肢を2分している無意識な合理的思考。木を削りながら、自分の持つ固定観念に躓く。
今作品では、デコイの頭と体をその2分された1つずつの事象と捉え、首の部分はそれらを繋ぐ、中間の新たな選択肢として表現。
首部分のみ塗料も除き、まだ未熟で脆く、且つ強くしなやかな自分の新たな可能性を無垢の木と解釈。
1年間日本を離れ、カナダで生活しながら多くのヒトやモノに触れ、見て、感じて出会った自分自身を作品に落とし込んだ。
宮舘 大 / Dai Miyadate
1998年宮城県生まれ。2021年に"CHEERFUL WEDNESDAY"としてマルチボーダーに特化したアパレルブランドを立ち上げる。並行して2023年にはウッドワークを扱う"CALM WARBLE DECOYS"としても活動を開始。
アパレル、ウッドワーク、グラフィックデザイン等をマルチに手掛ける。














HIRO HORIKOSHI
BACKGROUND
06.29 Sat. - 07.07 Sun., 2024

1984年東京生まれ。
高校卒業後、ニューヨークに渡る。ニューヨーク州立大学FIT在学中より「Every Day Is A Fuckin Holiday(毎日が最高な休日だ)」をコンセプトに、アメリカやヨーロッパなど各地の街を歩き自身が体感したものを描き始める。
下描きなし、定規も使わず、1本のペンのみで街のモニュメントをひとつずつ繋ぎ合わせ、思い出・感覚・理想をミックスし再構築していく。
描く理由は、世界各地の街のパワーに圧倒されたから。
そして街を描く行為は、誰にも邪魔されず、一人で没頭したい時の相手だった。
Born in Tokyo Bunkyo-ku district in 1984, Hiro Horikoshi has been drawing cities ever since his days at the Fashion Institute of Technology (FIT) in New York where his drawing of the "Domino Sugar Factory" drew attention from designers and art professionals.
Inspired by the power of cities around the world he draws them without a rough sketch or ruler using only pens to connect and reconstruct their monuments mixing memories sensations and ideals.
For Hiro Horikoshi drawing cities is a way to immerse himself in his own fictional world unencumbered by anyone else.
















LUI ARAKI
fragments
06.15 Sat. - 06.23 Sun., 2024

変わらない風情
友達とのかけがえのない時間
奇跡的に差し込む光
東京、香港、パリ、ニューヨーク...
それぞれのストリートで、その目に眩しく映る刹那の記録。
瞬時に緻密な画角で撮影された、ノートリミングの写真。
その超越的な精度の高さは、Dark Roomへの追求により、更なる磨きがかけられる。
完成した一枚の周りに散らばった、無数のテストプリント。
研鑽の爪痕を残すそれらは、どこか愛おしく美しい。
本来なら捨てられるであろう、何百・何千もの 『断片たち』 は、偶発的に新たな変容をもたらすピースとなる。
その選択と接合から成る空前の全体像もまた、
写真家 荒木 塁の、弛まぬ探究心と普遍的本質が生んだ必然である。
荒木塁 / LUI ARAKI
神戸市出身。東京都在住、写真家/スケートボーダー。
90年代後半からNYCのデッキカンパニー "ZOO YORK" に所属し、現在もスキルとスタイルを確立したプロスケーターでありながら、写真家としても活動。
国内・国外、またランドスケープ・ポートレイト問わず、常に持ち歩くフィルムカメラで瞬間瞬間を切り取り、
1カットでストーリーを想起させる情緒的な写真が魅力。自宅の暗室でプリントを行うなど、作品としてのクオリティにもこだわりを持つ。












YUYA YOSHIMATSU
The Violet Brained in Tokyo "Small World"
06.01 Sat. - 06.09 Sun., 2024

国内最後となる巡回展The Violet Brainedを二か所目の東京はINHERIT GALLERYにて開催する。
"Small World"と題された今回の個展では、現在彼が継続的に行なっている"Lines and Colors"シリーズの作品が展示される。
今回描かれた作品群は、物体が目に映り、脳に行き届くそれより以前の、物体に光が当たるまでの時間とその光自体が持つ色を描いている。
これらの"光"は、これまでの制作テーマの一つである"彼の次元から見た風景"を照らす"光の色"であり、その光こそが"彼が照らす彼自身への光の色"である。















BONG SADHU
Taikou Kaneda & Mikito Hyakuno
dub non dub 展
05.24 Fri. - 05.28 Tue., 2024

@bongsadhu
@taikoukaneda
@hyakunomikito
「dub non dub」はインディペンデントパブリッシャー「Bong Sadhu」が写真とペイントを掛け合わせ、本を作り上げるシリーズとして2023年からスタートした。
その際、写真の上からペインティングを施すという行為が、従来の記録した物質から二次的操作を加えて、新たなイメージを作り出すことが、自分らのルーツにもなっている"Dub"の手法と音楽の親和性を強く感じて名付けた。
ダブ的行為というとそれ以上でもそれ以下でもないが、ダブと一言でいってもその言葉が指す範囲は広く、我々のスピリットが反映され、そして発展を遂げる一つの媒体としての立ち位置であることに気づき、新たな独自の視点を供給する事は確かである。
初回の製作後、昨年の夏にLAで開催されたART BOOK FAIRに我々は参加した。
今回の展示では、昨夏アメリカ大陸での滞在中のロードトリップでインスピレーションを受け、その地で撮影した写真を用いて第二弾のブックを製作。
また図版に用いられた作品、その他ダブ的行為を施してユニークな構成を試みている。












MIOKASAI
しせん -wave your LIFELINE-
05.11 Sat. - 05.19 Sun., 2024

5.11 opening party
wine serve by 混混
@konkon.ikejiri
笠井美緒
@miokasai_
幼少期よりタップ・HIPHOPダンス等身体表現を行う。歳を重ねるにつれ自身がシナスタジア(共感覚)である事を自覚し好きなバンドの音から連想される色を目で見たいという欲求から絵画製作を開始する。
現在はペインターとして日々生活の中で感じた価値観や思想を絵画で表現している。
2024年より製作を開始したシリーズ"LIFELINE"は、自分以外の人間で構成された世界だからこそ自身がいきたい世界を生きる。選択し、人生を紡いで行く事を絵画に落とし込んだ。
1人の人生にクローズアップしたLIFELINE "you"と様々な生命が行き交う"world"を東京での初個展となる今回INHERITGALLERYにて発表する。
MIOKASAI solo exhibition
"しせん-wave your LIFELINE-"
祖母に80歳ってどんな気持ち?と聞いてみた。
祖母はあっという間よーと言った。
子育てをしてる時間なんてすっこ抜けてた気がすると言って窓の外を見ながらいろんな事を思い出してる様だった。
私も今、祖母が思い出してる"あの頃(私版)"を毎日毎日紡いでるんだったと気がついた。
自分以外の者しか存在しない世界で、様々な事に出会い、影響されながらも今があの頃に変わっていく。
しせん
私、始、視、し
様々な出来事が飛び交う中、せっかくなら。
と自らの線を紡いでいく。
ほぼ全て新作の油画作品約20点。
絵の前に立ち、感じて頂けたら幸いです。














SHOGO FOLK SAKAI
STYLE
04.27 Sat. - 05.06 Mon., 2024

2021年から名古屋、博多、浅草、加西と巡回し、C7C gallery(名古屋) の出版レーベルThing Pressから写真集をリリース後、札幌にも巡回してきたシリーズ"Style"として6回目の展覧会。
今回に合わせて写真集に収録している作品からセレクトし直し、また継続して同テーマで撮影してきた新作も交えて展示します。
以下、写真集ステイトメントより抜粋。
写真を撮る第⼀の理由として、⾃分の⼼が動いた瞬間を切り取りたい、残したいという欲求がある。
ブレイキン(ブレイクダンス)の魅⼒は、ダンス⾃体かっこよさや楽しさだけでなく、ダンスやその周囲のカルチャーを通して養われる感覚や⽣活、⽇常、⼈との繋がりなどにあると考える。
それを撮りたいと感じたし、意識せずとも撮った写真は⾃然とそういった瞬間ばかりだった。
その魅⼒を⾃分の写真を通して周囲の⼈にも感じてもらいたいと考え、ブレイキンにフォーカスした作品を多く作り始めた。
最近ではオリンピックの正式種⽬への採⽤など、ブレイキンのスポーツ的側⾯が⽇の⽬を浴び始めた⼀⽅で、書籍や𝖹𝖨𝖭𝖤、映像といった媒体など、カルチャーとしての側⾯が具象化された形で⾒受けることが少ないことは、否定できない現実である。
スポーツ的側⾯を否定するのではなく、その⼟台となっているカルチャーとしての側⾯も今⼀度⾒つめ直したい。
現役の𝖡-𝖡𝖮𝖸(ブレイキンをする⼈)であり、現在進⾏形でカルチャーの中に⾝を置く⾃分が、当事者の⽬線で切り取ることで⽣まれる魅⼒があると考える。
だから、写真の中で彼らはリアルな“𝖲𝗍𝗒𝗅𝖾”を放つのだろう。
shogo folk sakai
@f0lk94
B-BOY /写真家
大阪府出身、愛知県在住。1994年生まれ。
16歳の頃、ブレイクダンスを始め、
18歳の頃、一人旅に出かけたのをきっかけに写真を始める。
22歳の頃に訪れたニューヨークで現地のBBOYと遊びながら彼らの写真も撮ることで、BBOYの写真を撮る楽しさに気づき始める。
この経験を通して、ブレイクダンスを通じて培った感覚を軸に
"Living The Fresh Life"というテーマで日常の中の様々なシーンを切り取ることをライフワークとし始める。
その後、ブレイクダンスを写真作品として表現することにフォーカスした”Style”というシリーズを撮影するようになり、現在ではより場や風景とダンスの関係に着目した作品を中心に活動している。